小渕元首相の場合、昏睡状態
庶民の場合、脳死状態
5月14日死去した小渕前首相(62才)が、脳梗塞で倒れ順天堂大学付属順天堂医院に入院したのは4月2日午前1:00であった。

その一週間ほど前の同じような時間に脳死状態に陥った患者さんがいるといったTV報道が流された。「5例目脳死移植」のドナーである。
病名も救命治療も、脳死判定も具体的なことはすべて隠蔽されてあっという間に、臓器摘出がされ、各地に臓器が運ばれた。

その記憶の鮮明な時期に、小渕前首相が倒れた。
そして、小渕前首相が救命治療をされている間にさらに、6例目「脳死移植」、7例目「脳死移植」のドナーの脳死が判定され臓器が摘出されたのである。

密室からもれてくる小渕前首相の状態は、脳内出血がおこり、意識がなく、呼吸器がつけられ(自分では息ができない)ていた。

庶民は思った。「脳死状態か?」
そう思うのは自然である。
なぜならば、記憶に新しい5例目脳死移植のドナーが脳死状態であるとして報道された症状といっしょだからである。
さらに6例目、7例目「脳死移植」のドナーが脳死状態であるとして報道された症状といっしょだからである。
脳波が平坦ではなかったという反論があるかもしれない。
しかし、ドナーとされた人たちは、脳波があっても、「これはノイズだ」として「おそらく平坦」と処理されているのである。小渕前首相の脳波が同様に扱われたならば、「おそらく平坦」ということになった可能性は否定できない。
小渕前首相一時は脳死状態という報道もされたが、即刻、昏睡状態とおきかえられ、その後、脳死状態は御法度になった。

庶民は更に思った。「ドナーカードを持っていたのか?」
これもそう思うのは自然である。
なぜならば、小渕前首相は、臓器移植法に賛成票を投じ、ドナーカードを持つことを国をあげて推進した国家の長であった。ドナーカードを持ち臓器を提供する人は善意の人であるといった宣伝を先頭にたってやった国家の長であったのだ。

どうやら、国を挙げて、「ドナーカード」を持つことをすすめ、脳死が人の死であるかのような宣伝に、努めているが、これを進める当の本人たちは、「ドナーカード」をもっていないようだ。臓器移植法に賛成票を投じ議員達は、「ドナーカード」を持っているのだろうか?

かりに、議員達が「ドナーカード」を持って倒れたとしても、庶民のように救命治療がおろそかにされたりはしないということが、小渕前首相と5,6,7例目ドナーとを比べると明白である。
議員はVIP扱いで「ドナーカード」をもっていても、脳死状態とは絶対診断されず、昏睡状態として救命治療は十分尽くされ、脳死判定からは逃れられ、絶対に臓器摘出されることはないのである。




小渕前首相の場合 庶民の場合
昏睡状態と脳死状態
脳死状態は禁句、
昏睡状態と一貫して表現
臓器移植法成立後、
昏睡状態は死語。
今まで、昏睡状態と医師は
表現していたのに、病院に
運びこまれるや、脳死状態。
脳死
顔色が土色に変色し」ても、四肢が黒ずんで壊死(腐る)の恐れも生じ」ても、
脳死状態、脳死は禁句。
心臓が動き顔色もよくても
脳死状態、法的脳死
脳波 脳波は
家族の言葉に微妙に反応している。
微妙な反応は、ノイズ
脳波おそらく平坦脳波。
脳死状態、脳死判定の根拠とされる。
救命治療
6週間の救命必死の努力。 2〜3日で心臓、肺臓、肝臓、
腎臓臓器摘出。
小渕元首相が、救命されて
いる間、2人もが、脳死判定さ
れ、生命に主要な臓器を摘出
される。が、救命治療はやぶの中。
家族の
看護の
満足度
愛する家族の突然の重体と死という不幸に襲われたが、6週間の看護により徐々に死を受け入れる心の準備がなされ、十分看護できたという、精神的安定があるのではないだろうか? 突然の重体と、突然の死の
宣告、迫られる臓器摘出の
承諾、あっという間の愛する
家族との永遠の別離。
心的外傷を残す可能性あり。
死後の
家族
愛する家族を失った消失感はあっても、愛する家族の死の決定に係わっていないために、愛する家族が命をまっとうしたと思うこともできて、精神的安定があるのではないだろうか? 身体が暖かく、顔色もよく、心臓は動いているのに医者が死んでいるというから死んでるんだなと思う以外に方法がなく、臓器摘出に応じたがゆえに、その判断が愛する家族を死に追いやったのではないだろうか?という苦悩が残る可能性がある。
愛する家族の臓器の行方がどうなったか気に掛け続ける可能性。
命のリレーキャンペーン ドナーカードを国民に進めた。
臓器移植法に賛成票を投じた。国をかげてドナーカード配布に勤める指揮を執った。
1例目「脳死移植」への賛美により、命のリレーのキャンペーンで、ドナーカードの普及を促進する。
情報操作の中での「命のリレー」「愛の行為」キャンペーンで、判断力失う。
ドナーとなった人の救命治療、脳死判定がひみつにされる中での
命のリレーのキャンペーンと、ドナーカードを持たなければ「善意でない人」「人でなし」と思われるような脅迫感に風圧を感じる。
ドナーカード しかし本人は、ドナーカード持っていなかった?
ドナーカードを持ってしまう。、

読者の感想
29才会社員Aさん(男性)2000/6/7
そうだよね、小渕元首相は脳死にはならないんだよね。
「庶民」の疑問はもっともで、彼の率直な思いに目から鱗が落とされました。
「脳死」は作られる!ということか...。