高知赤十字病院(臓器摘出指定病院)
「脳死」臓器摘出・移植問題
に関してよせられたご意見(その5)
31、女性、26才、団体職員
現在の医療技術では「脳死」したら脳の活動の復活は不可能という前提で「脳死」は人の死になっていますが、それは脳だけ病気に対する限界を既に決めてしまっている事だと思います。
医療技術の発展は日進月歩であり、過去に「不治の病」と云われていた病気を次々と克服してきました。そして現在もエイズやガンと日夜戦っています。
でも、脳死は、脳外科の医療技術の進歩にストップをかける大きな壁です。何故なら、移植を待っている人がいる以上、「脳死」を人の死としなければ移植を行う大義名分がないからです。
では、仮にこの先何十年か経って、くも膜下出血など「脳死」と診断されていた病気の治療方法が見つかった時、「脳死」と云う言葉はなくなります。次は、どんな状態の「決して死んではいない患者」を「脳死の患者」の代わりに臓器摘出の対象にするのでしょうか。
誰かが「完全に死んだ訳ではないけど死体扱いの可能な患者」になるのを待ってまで生きていく理由は何ですか?
あるOLさんは「人間だけが特別ではない」と書いてありましたが、まさしくその通りです。 人間が万物と共存出来ない原因を、この問題は一番簡潔に教えてくれていると思いました。
人間だけが、他の動植物は勿論、同じ人間まで犠牲にして「自分だけは絶対に助かってみせる」と考えているからです。
・・・悲しい事です。
32、女性、39才、
人は食物(栄養)を摂取し、血となり肉となることで生命を維持しているのですから、臓器移植は共食いのように受け取れます。
口からの摂取ではなく外科的な処置によるのもではありますが。
医学の「今日の常識」は「明日の非常識」というケースもままあります。
脳死はまだ比較的新しい概念であり、間違いが無いとは言い切れないのではないでしょうか。
すべての細胞が生命維持活動を停止した時こそ、生物の死であると考えます。
33、女性、30才、 OL
『「脳死」は人の死』と云う法まで制定しておいて、その法律上の死体に麻酔を打つなんて、「脳死に関する法律」が如何に矛盾しているかを表していると思う。
あるHPには、脳死状態でも、人工呼吸機などを付けていれば男子は髭も伸びるし、女子に至っては、出産するまでは勿論体がもたないけど、妊娠も可能だと書いてあった。
妊娠出来るんです。
新しい命を宿す事さえ出来る状態の体を「死体」扱いにしてしまうなんて、絶対に許せません。
移植は、角膜など、心臓が完全に停止した後にも可能な物だけに止めるべき。
安易に移植などに頼らず、親から貰った自分の体だけで直していくのが本当の「医療」だと私は思う。
34、男性、19才、医学生
臓器移植は個人的には反対であります。ただそれが選択肢の一つになる分には賛成です。
他の諸外国みたいに、積極的臓器移植(基準が緩い)には反対です。
さて、今回の臓器移植で疑問に思ったのですが、 今回の臓器移植では、高知から各大学へ臓器を搬送しました。
ですが、なぜ各大学から高知に患者を搬送しなかったのでしょうか?
搬送時間などの点で心配する必要がないと思うのですが・・・
この一連の行動に対する疑問は頭を占領しております
もしこの疑問に明確な回答があればぜひともご意見を賜りたいです
35、男性、36才、 SE(通信・ソフト)
一応、移植「準」反対派です。臓器移植問題、盛り上がってますね。
例の高知の件ですが、ドナー側のご家族の心境はどんなものだったのでしょう?私はまだ一人身なのでその家族の心境なるものはわかりうもないですが、ドナー本人の体をえぐられる痛みは伝わってきそうです。
今回の件で連想したのが、楳図かずおのマンガだったかでしょうか(かなり古いですが)。
ある女性が事故に合い意識はあるのに外界へ意思を伝える方法が無く(つまり、脳死状態)、結局病院で心臓を生きたまま抉り取られてほかの人へ移植されてしまうものです。
勿論、オチが付いています。
その彼女は化けて出た上に「私の心臓返して!」ってレシピエントを襲いに行くものです。
これはこのHPで紹介された記事にそっくりでしかも架空の事とはいえその作品を思い出すたび胸が悪くなります。
私は基本的には移植そのものは賛成しています。ただ、脳死状態での摘出は考えられなですね。
倫理的な問題より生理的に受け付けません。やるなら完全に死を確認してからと考えています。
人間の死についての医学的な定義は知らないのですが、脳死以外で心臓が停止し蘇生することが完全に不可能と思われた時点での移植手術は良いのかなと思ってるんですがいかがなものでしょう?
ただ、移植が広まる上では記事にも見られるような危惧、つまり、救命医療が打ちきられる、権力や金の有るものだけが優遇される、法律的に提供を強制されるなどの問題をきっちり整備すべきです。
それに救命医療に当たっている医師が投げやりになったり、家族に対するドナー本人のインフォームドコンセントが十分になされないまま、移植手術経験のハクを付けるために提供を強制する方向に持っていってしまったりとか、医療現場への不信感が出てくるのではないかと思います(全部の医師の方がそうとはいいませんが。)
詳しくは無いのですが脳に損傷が生じても、脳細胞そのものを再生できる治療法が考えられているとか。
臓器移植法を通す前に逆にこういった研究に金をかける政策をやってもらった方が銀行に無駄金つっこむよりよっぽど為になるような気がしますが(^^;
移植ネットは金持ちや権力者の長寿維持機関になったりするのかも知れませんね。
最後に「海と毒薬」って映画知ってますか?あまり関係が無いような内容でしたが。
戦時下での九大医学部で行われた捕虜の生体解剖を取り扱ったものですが気色悪い映画でした。(遠藤周作の原作とか。)米兵の胸部を切り開いて肺当たりをいじってる最中にされてる本人が気管に血液が入った?ようで咳き込むシーンが有ります。
助手が苦しそうでなので何か処置しようかって言うんだったかな?
そのとき解剖してる先生が「これは患者では無いんだ!」と言いきって黙々と解剖を行ってる所はゾッとしました。。。。。。。。。(臓器を抜き取ってる医師先生にダブリますね)
人命が軽視されるような医療とならない事を祈るばかりです。
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