脳死・臓器移植は 「愛の行為」でなく「殺人行為」 「脳の治療」と対立する、
臓器移植のための「臓器保存術(脳を殺す技術)」
・・・臓器提供者となれば、助かる可能性のあるうちに、「脳の治療」は打ち切られ「臓器保存術」で「脳死」にさせられ、臓器を取られてしまう!…
理解を深めるために、番号順に読んでください (1)法律で「脳死」とされる可能性のある脳の傷や病気 (2)「脳の治療」=救命治療 (3)臓器摘出のために脳を殺す「臓器保存術」 (1)法律で「脳死」とされる可能性のある脳の傷や病気 法律で「脳死」とされる可能性のある脳の傷や病気は、交通事故や転落事故、落 盤事故など強い打撲などによる脳内出血・脳に傷を負う、くも膜下出血、脳腫瘍、頭 を銃で撃たれるなどがあります。 脳は非常に柔らかい組織であるために、固い頭蓋骨に囲まれ守られています。ところが、脳が何らかの理由で傷を負ったとき、この脳を守っている固い頭蓋骨は、逆に脳にとって命取りとなってしまいます。 傷を負った脳は、出血などにより腫れ上がります。手や足などを打撲したときに瘤ができたり腫れ上がったりしますが、これと同じ事が脳でも起こる訳です。腕や足なら何にも囲まれていないので腫れ上がるだけですが、脳の場合は違います。固い頭蓋骨に覆われているために、脳の腫れはその他の神経細胞までを圧迫し、ダメージを与えます。 また、何らかの理由で傷を負った脳は42℃の高熱になり、脳の出血と腫れとあいまって、頭蓋骨の中の圧力(脳圧)を高めてしまいます。頭蓋骨の中の圧力が高まれば、柔ら かい脳はますますぎゅうぎゅうに押さえつけられ、結果、傷を負っていない細胞も次々と死んでいってしまいます。 このページのトップに戻る (2)「脳の治療」=救命治療(イラスト) 脳に傷を負った患者さんを助けるために不可欠な脳の治療を、大まかに言えば、 (a)脳の出血を止める (b)脳の腫れを取る (c)脳の温度を下げるです (a)脳の出血を止めるためには、手術をして止血する。また、血圧は高くなりすぎないよう調整します。 (b)脳の腫れを取るためには、@に加えて、体をできるだけ脱水状態にしなくてはいけません。そのために、少量の輸液と尿をでやすくする薬(利尿剤)を与えます。 (c)脳の温度を下げるためには、全身を20℃前後の冷たいマットで覆います。脳の温度を32〜34℃まで下げ維持する事で救命率を高めます。この方法は「脳低温療法」(*)と言われ、現在75%の救命率を持ち日大板橋病院などで 行われています。 *「脳低温療法」については、ビデオがあります。ほしい方は、メールでご連絡ください。郵送料とダビング用テープの実費で、おわけします。 メールはこちらまで:pikaia@v-net.ne.jp このページのトップに戻る (3)臓器摘出のために脳を殺す「臓器保存術」 「臓器保存術」とは、その字のごとく、臓器を保存する技術。 即ち、移植のために摘出する臓器を保存する=守る技術です。これは、創を負った脳の治療ではなく、脳の治療と正反対の技術なのです。 <「臓器保存術」の概要>(イラ スト) (a)多量の輸液で、臓器をみずみずしくする。 (b)尿の出を少なくする薬(抗利尿剤を通常の10倍以上使う)で臓器をみずみずしくする。 (a)(b)により、傷を負って腫れ上がっている脳をますます腫れさせ、脳圧を高かめ、健康な他の神経細胞を圧迫させ、脳の温度をあげ、脳細胞を徐々に死に向かわせます。(「脳治療」によって一時的にダメージを受けた臓器は、脳が回復した後に体温を上げて循環をよくすれば、また回復します。しかし、先に臓器を守ろうとすると、脳は致命的なダメージを受けてしまいます。) 脳の治療に対して、臓器移植目的すなわち脳に傷を負った患者さんから臓器を摘出することが目的になった場合、脳の治療とは全く正反対の技術=臓器保存術がされます。 医者はこの臓器保存術を治療といいいますが、実際は、脳の治療とは正反対の「脳を殺す技術」といえます。 先(1)に示した通り、脳に傷を負った患者さんへの治療は、脱水療法、低温療法などです。これは、脳には良くても他の臓器にはある程度のダメージを与えます。すなわち「脳治療」=救命治療を行えば行うほど、この患者さんから摘出したい臓器は、移植に適さないものになってしまうのです。 そこで考え出されたのが摘出したい臓器を新鮮に保つ「臓器保存術」です。脳の治療を打ち切り、いやそれ以上に積極的にの治療とは逆行する技術で脳を完全にダメにしてしまうのです。 この技術をほどこし、脳をダメにした上で、厚生省の「脳死判定基準」(これそのものが医学的に問題あり)にもとづき「脳死」を判定すれば、完全に「脳死」とされてしまいます。 そして、「臓器移植法」のもとで、合法的に臓器摘出がされるのです。 すなわち一旦、臓器移植のために臓器摘出したいということになれば、たとえ脳の治療によって助かる可能性があっても、摘出臓器だけを守るための臓器保存術が行われ、結果その人は、「脳死」にされてしまうのです。 1997/6/10記
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